前回までの記事で、ホテル・ハイタワーにまつわる謎を展示新聞を訳して説明していきましたが、今回はおまけでホテルの展示物の解説を軽く出来たらと思います。
(屋外やQライン外の展示物中心です!)
ニューヨーク市保存協会は、ハリソン・ハイタワーの遺産であるニューヨークのランドマークであり最高級の建築物を誇りをもって保管させて頂きます
ニューヨークで名高いホテル・ハイタワーにある“ラージャのプール”
ホテル・ハイタワーの宿泊客は、我らのユニークなアメニティでくつろぐことが出来ます。
♦︎サロメのサロン ♦︎ガンジスジム ♦︎トルコ浴場 ♦︎サルタンのサウナ ♦︎マハラジャのマッサージパーラー ♦︎ バングラデシュの床屋
ホテルのエントランスを歩いていると、プールへの扉を見つけられると思います。バングラデシュの床屋なんて聞いたことがありませんが、世界中に旅しているハイタワーならではのアメニティといったところでしょうか。。
この写真に写っているのは、ベアトリス・エンディコット。
エンディコットという名前には聞き覚えがありませんか?そうです、新聞にも登場したニューヨークでハイタワーの次に富豪だと言われていたハイタワーのライバルです。実は彼、SSコロンビア号の造船会社の社長なのですが、ハイタワーの失踪後、彼はホテル・ハイタワーを買収し、取り壊そうとしました。しかし、彼の娘であるベアトリスが、ハイタワーに惚れていたために、ホテルの取り壊しを猛反対し、ホテルを見学するツアーを企画したのでした。
アトラクションを降りて、アトラクションの記念写真が表示されているカウンターのそばには、ハイタワーの旅の写真がいくつか展示されています。
インドのデリーでかごにいれられ運ばれているハイタワー
タワーオブテラーのグッズショップ、タワー・オブ・テラー・メモラビリアの天井付近に描かれている絵画もハイタワーの旅の様子を描いたものです。
よく見ていると、新聞で何回か登場したハイタワーの付き人、スメルディングも描かれていますね。
ホテルハイタワーの馬車御者は、いつでも責任を持ってお届けしています。
ファストパス発券機には、こんな言葉が書かれています。
もしかしてここの離れは、馬車小屋だったとか。。?
ホテルの外には大きな庭園があります。
そこにも、ハイタワーが世界中から集めて来た骨董品がたくさん装飾の一部として使われています。
↑獣の像と対になっているヴェネツィアの像
↑頭がとれてしまっている古代ギリシャの女神像。
↑足だけになってしまったミロのヴィーナス像。
↑アステカの女神像です。
↑女の頭のスフィンクス
7つの記事に渡ってホテル・ハイタワーの謎に迫ってきました。展示新聞を訳しただけでもこれだけたくさんのことが分かりました。今回触れたのは、ホテルにある展示物のほんの一部です。知られざる物語がまだ他にも眠っているはずです。
まだまだ、みなさんに知られるべき謎は、ホテルに隠されています。一方、次にホテル・ハイタワーに足を踏み入れるとき、この記事を思い出していただけると幸いです(^^)