アナハイムのディズニーランドのアトラクションの解説。
公式のディズニーランドのHPのアトラクション説明を意訳してみました。(日本語に訳されているページでは、全ての文が訳されているわけではなかったので。。)
今回も、日本でもおなじみのアトラクションで、The Pirates of the Caribbian カリブの海賊です!
長いときをさかのぼり、海賊たちが大暴れしていた大海原へ無法者の旅に出かけよう。
君の海賊人生
広大な館を遊び歩いたら、小さな荷船にのって石のとりでの中へ、誰もが魅了されるような冒険に出かけよう。暗い洞窟を抜けると、ブルーバイユレストランのすぐ側に一時非難だ。小さな滝を滑り落ちて、悪党たちの幽霊が出そうな墓地についたら、それが海賊の黄金時代への入り口だ。
新世界のまっただ中への渡航は約15分だ。略奪したお宝の上で酔っぱらっている乱暴な海賊たちに注意せよ。風に乗って聞こえてくる海賊のセレナーデ、彼らの古き良きアンセム「ヨーホー、ヨーホー(俺の海賊人生)」を一緒に歌おう。君らの旅路の中に、映画『パイレーツオブザカリビアン』のずる賢いジャックスパロウが潜り込んでいるぞ。彼は密かに街のお宝を手に入れようと企んでいるようだ。
そなたが冒険したいのなら…
17世紀を巡る、君の航海はいつだって安心できない。“ジョリー・ロジャー”の見張りの目の下、港町を支配する乱暴な悪党たちと対面することになる。用心すべきは…
- 海賊の洞窟 Pirates Grotto
死者の入り江とハリケーンラグーンのあるこの呪われた領域は、抵抗する海賊たちを大海原に呼び戻す。
- とりで
暗い入り江を抜けると、 12もの大砲をのせた魅力的なガレオン船が対戦の真っ最中。霧がかったカリブのとりでだ。このガレオン船の舵を取るのはキャプテン・バルボッサだ。
- 都市広場
まっすぐ航海していくと、騒々しい悪党たちで賑わった市場が見えてくる。陽気に花嫁オークションの競りをしているようだ。
- 燃える街
略奪者と海賊たちは、炎に包まれる海辺街で歓声をあげて唄を歌っている。
- 地下牢
刑務所の独房に捕まってから、略奪者たちは口に独房の鍵をくわえている利口なイヌをおびき寄せようとしている。
いかにも、死者は何も語らないんだけど。(死人に口なし)
時を越えるお宝
カリブの海賊は、テーマパークのために練りに練られて作られた超大作アトラクションのひとつである。
このアトラクションは、ウォークスルー型の蝋人形美術館として設計されていた。しかし、1964年のニューヨーク・ワールドフェアでの、ウォルト・ディズニーのカルーセル・オブ・プログレスの成功に基づいて、ウォルトとそのチームのイマジニアたちは、オーディオアニマトロニクスを使用してこそ、海賊のお話を奮起させることができると確信した。
1967年の3月18日、カリブの海賊はディズニーランドパークにオープンしました。高度で繊細な場面、豊富な特殊効果と印象的なキャラクターのおかげで、アトラクションは激励され、古き良きアトラクションとして愛され続け、はたまたジョニーデップ主演の大ヒット映画シリーズにまでなったのだった。
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そういえばPirates Life for Meってどういう意味なんだろう?
と思ったことはありませんか?
直訳すると「私のための海賊の人生」となりますが、つまりこれは、海賊の人生は俺のためにある的な意味なのです。言い換えると、「俺には海賊としての人生が性に合っている」ということですね。
また原文には“Ye”と見慣れない単語が目に入ります。これは、“You”の俗語で、ちょっと古っぽい言い方です。(なんじら、そなたたちなど。。)
このアトラクションは、パークにいくつかしかない映画やアニメーションが原作になっていないアトラクションのひとつです。このアイデアから、『パイレーツオブカリビアン』シリーズまで世界観が広がったのです。
普段何気なく乗っていると、アトラクションの全貌ストーリーを考えずに乗ってしまいがちですよね。
荒くれ者の海賊たちが、お宝のために港町を荒らし、街の人たちを脅しで支配し、(井戸で溺れさせよう住民を拷問しているシーンもあり)最後には酔っぱらって街を燃やしてしまい、泥酔しているため自分たちも危険だということに気付かずひたすら「ヨーホー」を歌い続ける海賊たち。
冷静に物語を見てみると、少し怖い話ですよね。(最後には、牢獄にいれられて海賊たちは罰せられるも、街は燃えたままですし。。)
まさに、社会を苦しめた海賊の暮らしを少しコミカルに表現したアトラクションといったところでしょうか。
ところで、おまけとして。
最後のシーンで、ジャックはインコになんと声をかけているでしょうか。
個人的に好きな会話の一部の訳をのせます。
JACK:Maraud and embezzle and even hijack, ♪Drink up me hearties, yo-ho.
ジャック:襲撃、横領、ハイジャックさえするさ。♪親愛なる仲間たちよ、酒を飲み干そう、ヨーホー
Hijack…
ハイジャック…
POLL PARROT: Hijack… Hi, jack.
インコ:ハイジャック…ハーイ、ジャック。(やあ、ジャック)
JACK: Ah, my feathery friend. You have a divine singing voice. Do help yourself to a drink. A small one.. ♪Drink up me hearties, yo-ho!
ジャック:ああ、我が羽の生えた友よ。君の歌声は神聖だね。自由に酒を飲みな。小さいボトルのやつね。♪酒を飲み干せ仲間たちよ、ヨーホー!
This, it is a fine treasure indeed. Is that not true? My chromatic winged beast. ♪Drink up me hearties, yo-ho. Yo-ho, yo-ho, a pirates life for me.
これは、これは本物のお宝さ。夢なのか? カラフルな翼を持つ獣よ。♪酒を飲み干そう、親愛なる仲間たちよ、ヨーホー。ヨーホー、ヨーホー、俺の海賊人生
映画でもそうでしたが、ジャックはいい奴に見せかけて、平気で仲間を裏切りますし、結局のところ「海賊」である、といういい意味の裏切りがありますよね。
ジャックは相変わらず酔っぱらって支離滅裂なことを愉快そうにインコに話しかけているなんというクズっぷり。。笑
ハイジャックと“Hi, Jack”(やあ、ジャック)をかけてインコに笑われているというダメっぷりも感じて頂けたらなと思います。